薬剤師の現状と未来

薬剤師の現状と未来

今現在の薬剤師の現状


薬剤師は、医薬分業が進んでいくにつれ活躍の場所を広げることになりました。医薬分業が広く浸透していきている今、多くの薬剤師が薬局関連などの職場で働けるようになってきています。調剤だけの業務は終わり、服薬の指導や薬歴の管理、薬に関する情報提供なども業務として加えらえています。医薬分業が進むということはそれだけ調剤薬局の数も増加しなくてはなりません。病院や診療所前にある調剤薬局(門前調剤薬局)の数も増えました。医薬分業が進むことにより、薬剤師の活躍する場所は増えてきたのは事実ですが、そこで問題になったのが薬剤師不足です。薬剤師が1日に受付できる処方せんの数は40枚と決められています。大病院の前の調剤薬局などは1日にくる患者さんの数がかなり多いのでそれだけ薬剤師を増やさなくてはならないのですが調剤薬局よりも待遇のよいドラッグストアへの就職したいという薬剤師が増えてきているので調剤薬局で薬剤師が足りなくなるのが今の現状です。


今後予測される薬剤師の環境変化


大学の薬学部、2002年の段階で46校で定員数は8110人でしたが、2007年には72校も増えて定員数も13000人以上と急激に増加しました。2006年に始まった薬学4年制から6年制への移行により、6年制の学生が卒業をし始めると、毎年薬剤師の数が増え続けることが予想されます。また、少子化の影響、販売者登録制度などにより、薬局での薬剤師の必要性も減ってくるかもしれないという危惧があります。その一方、医薬品の規制緩和で、一部の医薬品はスーパーやコンビニなどの異業類でも販売が可能になりました。それにともなって薬剤師として仕事のニーズが高まっているようです。仕事の幅は確実に広がってきています。薬局の立地は、病院など医療機関の隣接から、生活者の利便性重視へと変化していくことが予想されています。病院の門前薬局は徐々に減少していくと予想されますが、全くなくなってしまうということはないでしょう。1〜2軒くらいは残ると思われます。というのも、門前ですぐに薬をもらいたいという患者さんのニーズは必ずあるからです。しかし、よほど枚数が多くならなければ経営的に苦しいので、お客さんから選んでもらえる魅力的な薬局でなければ生き残れないと思った方がよさそうです。


今後予想される薬剤師の働き場所


今までの薬剤師の大半は、病院やドラッグストアに就職していました。しかし、薬剤師は今後ますますその活動の領域を広げ、責任が重い専門職となっていくことが予想されています。今後は薬学や化学の専門家として治験関係の会社に就けたり、食品会社や化粧品会社、介護事業への就職や転職も増えてくると思われます。登録販売制度によりドラッグストアやコンビニで一部の医薬品が販売されるようになりましたが、この制度がさらに進化することでドラッグストアの薬剤師の必要性が減少していくかもしれません。そして、消費者の方の認識も変わってくることが予想されます。たとえば、ネットで医薬品を購入することができれば利便性の面で便利ですし、その需要も増えてくることはまちがいないと予測されます。

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薬剤師プラスαのお仕事


薬剤師の資格や薬学を学んだ方にとっては、その専門知識と資格を色々な分野で思いっきり使える時代になってきました。薬剤師の従来の仕事とは全く関係のないような仕事も徐々にですが増えてきています。たとえば、薬剤師の資格を持つライター。医学や薬学のサイトコンテンツを企画したり、執筆したり、専門家に直接取材したりする作業は、やはり薬学への知識豊富な薬剤師を持っていたほうがいいでしょう。また、医薬品の市場開発に必要な戦略を製薬会社のメーカー担当者とともに企画するマーケティング業も薬剤師の資格を持っていたほうが何かと役にたつに違いないでしょう。医薬に関する海外の英語文献を分かりやすく和訳する仕事も薬剤師の資格があると便利であることはまちがいありません。



薬剤師の今後はどんな将来が待ち構えているか分かりません。将来いろいろな方向へ進むことができる、柔軟に対応できる薬剤師をめざして日頃からスキルアップめざしてがんばっていきましょう。

薬剤師の転職活動

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